横浜アイリス学園からのお知らせ

毎月第1週目にほぼ更新します
 〜2010








 

 

 


2012/5月

「忙しい5月です」(現在進行形)(2012.05.19更新)







 「小宮山洋子大臣が来園」

 5月7日幸ヶ谷幼稚園に、厚生労働省の小宮山洋子大臣が視察に来て下さいました。西村智奈美副大臣、藤田一枝政務官、横浜市林文子市長もご一緒でした。今回は「幼稚園の行っている長時間型預かり保育」の視察でした。有難く貴重な経験でした。

 さて、今日19日(土)は白幡も幸ヶ谷も4名ずつの預かり保育の利用がありました。横浜市の認定を受けている預かり保育は、土曜日も朝7時30分から午後3時30分まで保育を行っています。お迎えのバスはありませんので、送っていただき、帰りはお迎えです。お昼はお母さんのお弁当。今日は梅雨前の良いお天気です。ツバメがたくさん飛んでいる園庭で、子どもたちは砂遊びや三輪車遊び、縄跳びをしていました。

 私は、今日は幸ヶ谷で仕事をしていましたので、お昼ご飯の前とお帰りの前にちょっとだけ時間をもらい絵本の読み聞かせをしました。福音館書店の月刊絵本「こどものとも」です。年少向きは「ぼくのくつした」、年中向きは「どっとこ どうぶつえん」、年長向きは「せいそうせん ぐりんまる」です。

 年少・年中・年長のこどもの混合でしたが、読んでみると年少向きの絵本でも年長さんも楽しめるし、年長向きのちょっと長い絵本でも年少さんが見入っていました。ジーッと真剣に絵本を見つめている顔は、可愛いですね。目で絵を楽しんで、耳で言葉を聴き、そして集中する時間を持つ、読み聞かせは子どもにとっても大人にとっても楽しいものです。

 お家に持って帰る月刊絵本ですが、ぜひお父さん一緒に読んであげて欲しいです。同じ本を何度読んでも良いんですよ。



 





 

 

 


2012/4月

「公益社団法人とは?」(2012.04.12更新)







平成24年4月1日より、
公益社団法人横浜市幼稚園協会の会長に就任いたしました。


 昭和36年9月に加盟園数156園でスタートした横浜市幼稚園協会は、昭和40年11月に社団法人の認可を受け、今日まで50年以上も、幼児教育の充実のために公益性の高い事業を行ってきました(平成24年3月時点で、260園、園児数約54,000名)。この実績を評価いただき、この度神奈川県の公益認定委員会の認定を受け、平成24年4月1日より「公益社団法人横浜市幼稚園協会」として、新しく生まれ変わることになりました。

《元々公益法人だったのに、なぜ今更体制が変わるのでしょうか?》
 実は、ピーク時(平成10年)には社団・財団法人は合わせると全国で25000以上もありました。当協会のように真摯に公益法人として運営していた団体も多かったのですが、公益法人としての義務を果たしていない法人も少なくありませんでした。そこで、より公益性の高い事業を果たせる団体だけを公益社団法人として新たに選別する法律が作られました。

 新しい公益社団法人では、「公益性があるか」「不特定多数の者の利益になるか」「情報開示は行われているか」「健全な運営ができているか」といったことが求められます。これまでも、幼児教育の発展・充実を目的の第一に掲げてきましたが、今後はさらに研修会・研究会に多くの一般市民の皆さんが参加できるように広報し、門戸を開放することが必須となりました。

 例えば、協会に加盟していない幼稚園の先生方や、私立・公立保育所・横浜保育室の保育士さん、保育ママや地域子育て支援拠点で活動している方等にも、ホームページや市の広報誌などでお知らせしますので是非参加していただきたいと思っています。横浜市幼稚園協会として50年以上にわたり培ってきた質の高い研修・研究を公開していくことで、多くの横浜市の子どもの幸せに寄与する所存です。

                     幸ヶ谷幼稚園 園長/木元 茂



 





 

 

 


2012/3月

3月(弥生)幼稚園の玄関に飾られる雛人形です。(2012.03.05更新)






 東日本大震災から1年になります。幼稚園の運営の様々な場面で、心が苦しくなる時があり、悩み多き1年でした。福島県の園長先生のお話しでは、急激な園児減少でこの春はなんとかなってもこの先の1年が果たしてどうなるか、と不安そうな表情でお話しをされていました。まだまだ、ボランティアや義援金を送る活動を続けようと、私立幼稚園の経営者の団体で話しあってきました。
 
 この時期は、4月から入園するお子さんに制服や教材をお渡しし、新生活に向けての注意事項などをお伝えする「新入園児保護者会」が行われます。また、4月の入園後にスムースに生活に溶け込めるように「慣らし保育」を数日行ったりしています。この保護者会の中で地震等の災害発生時のことをお伝えしていますので、参考にしていただけれ幸いです。

【大地震が発生したら】
 白幡幼稚園(新園舎)・幸ヶ谷幼稚園(全3棟)は共に耐震構造となっています。また、緊急地震速報に対応した電話システムとなっていて、日頃より防災避難訓練を行っています。

 万が一、在園中に地震が発生した場合は、幼稚園内で揺れがおさまるまで待機します。白幡幼稚園は海抜20mの地点にあり、さらに園庭から園舎屋上まで約7mの高さがあります。幸ヶ谷幼稚園は海抜12mの地点にあり、さらに園舎屋上まで10mの高さがありますので、揺れがおさまった後は園舎屋上にて津波に備えます。大地震発生後地区防災を中心とした避難所運営組織が設置された後は、その指示等により一時避難場所の地域防災拠点「白幡小学校」「幸ヶ谷小学校」へ避難をする場合もあります。

 なお、広域避難場所は白幡:「岸根公園」、幸ヶ谷:「瑞穂町ノースピア本館前」となっていますが、どちらも多くの園児を連れて移動することは難しいと予想されますので園内にてお迎えを待つこととします。防災用の「飲料水」「非常食(柔らかいパン)」「毛布」などを備蓄していますが、停電になると冷暖房が使えず、長期間の避難には限界があります。そのため、安全が確保できた保護者の方は速やかにお迎えに来て頂きますようお願い致します。また、道路の渋滞・混雑がひどくなることが予想されますので、通園バスの運行はおこないません。通園バスに園児が乗車中は、速やかに園へ戻り保護者の方のお迎えを待ちます。

【帰宅困難の場合】
 公共交通機関が不通になり、ご両親が帰宅困難者となった場合で、幼稚園近隣にお子さんをお迎え、お預かりいただける親族・知人がいない場合は、幼稚園にて保護者の方のお帰りを待ちます。

【情報伝達の件】
 地震発生後、固定電話、携帯電話など全ての電話がつながりにくくなります。緊急メールの発信が可能な場合は、メールで情報提供いたしますが、メール着信もなく、園に電話をかけても不通の場合は園までお迎えをお願いします。

 緊急メールは入園後登録をして頂いています。台風などの悪天候により臨時休園になる場合など急な連絡の為に利用しています。(緊急メール導入後は、従来の電話連絡網は無くなりました。)

【白幡幼稚園B棟園舎耐震補強工事のお知らせ】
 白幡幼稚園では、大震災後B棟園舎の耐震性能を確認するため、昨年7月〜8月の夏休みを利用して、1級建築士に依頼してB棟の耐震性能調査を行ってまいりました。その結果、B棟園舎は1階が鉄筋コンクリート造、2階が鉄骨造になっており、1階については、耐震性能は問題なしとのことでしたが、2階については一部補強が必要との診断結果が出ました。そのため、4月に間に合うよう3月から春休みを利用して耐震補強工事を行うことになりました。

《工事内容》
 主に鉄筋(ブレース)を十字にクロスさせて補強する工事を2階の5か所の壁に施します。この工事に伴い床・天井を張り替えリニューアルも併せて行います。又この機会に1階ホールの床もフローリングに張り替え、トイレも改修をしてリニューアルを行います。

 夏休みのような長期休暇中に行うことも考えましたが、依然地震発生も多く子どもたちが安全にそして保護者の皆様が安心してお預け頂けるようにと考え、急ですがこの時期となりました。

 この工事が完了することで、白幡幼稚園・幸ヶ谷幼稚園の全ての建物の耐震性能についての不安が無くなります。



 




 

 

 


2012/2月

今年初の教育研究大会は「柳田邦男先生」です!(2012.02.04更新)







 1月28日(土)に毎年恒例の横浜市幼稚園協会の教研大会が、神奈川県民ホールをメイン会場にして開催されました。約2,700名の教職員が参加して朝から夕方までしっかりと勉強をしてきました。

 この日は朝8時前に山梨県で地震が発生し、大きな揺れを感じた後での会場入りで、緊張の中で午前の全体会が行われました。今年はノンフィクション作家の柳田邦男先生を講師にお招きして、「絵本と子どもの心の成長」というテーマでお話し頂きました。私も若い頃に、航空機事故を題材にした「マッハの恐怖」を夢中になって読んだことがあり、柳田先生に直接お会いすることができ感激しました。

 柳田先生は東京都荒川区の「あらかわ絵本大賞」の事業に携わっていて、その中で大賞を受賞した小学校3年生田村優里さんの「わたしは、わたしらしく」という作品のお話しをして下さいました。彼女が1年生の時にお母さんが買ってくれて読み聞かせてくれたマックス・ルケードの「たいせつなきみ」という絵本のことが心に残っていて、柳田先生に伝えたいという文章です。詳細は荒川区立図書館のHP内で優里さんの文章を見ることが出来ます。是非読んでください。
HPのURL→
http://www.library.city.arakawa.tokyo.jp/main/0000000006/article.html
優里さんの文章の最後におばあちゃんに教えてもらった素敵な言葉があります。
「本は大事な友達であり、先生でもある」。

【神奈川支部が分科会を担当】
 柳田先生の講演を聴いた後は、9か所に分かれて分科会が行われました。今年は神奈川支部も分科会を一つ担当して、この3年間の研究の成果を発表しました。

 テーマは「お話しの持つ楽しさやその魅力を知り、語る」でした。保育の中で「言葉」を育む活動で使われる「絵本」「紙芝居」「ペープサート」などがありますが、今回は「素話」(すばなし)にスポットを当てての研究発表でした。詳細は別紙を参照して頂ければ幸いです。当学園からは研究委員として大橋真理先生(白幡)、猪股美紀先生(幸ヶ谷)が参加しました。特に大橋真理先生は実践報告も行ってくれて、高い評価を皆さんからいただきました。通勤電車の中でいくつもの「素話」を覚えて、園児たちに語ってくれました。お話しの最中に園児が笑い転げてお話しの中に引き込まれていく姿が印象的でした。大橋先生・猪股先生ありがとうございました。

【幼児期に育つこと、育てること・国語】
 幼児期に育つこと、育てることはいくつもあるのですが、たまたま教研大会の内容と共通する部分があり、教研大会の前週に白梅学園大学の無藤隆先生の勉強会で伺った話をご紹介します。

 国語の基礎を育てるという点で、「幼児期の終わりまでに日本語の話し言葉の基本が成り立つ」そうです。園児はほとんど文字が読めないので、教師とのコミュニケーションは「話す」「聞く」が中心です。ところが、この時期にたくさんの「話す」「聞く」を経験することで、小学校入学後に話し言葉を「書き」言葉として使えるようになり、言葉を「読む」ことの活動へとつながり、言葉を精密に使えるようになるのだそうです。

 そして、幼児期に多くの「聞く」「話す」を経験する際のポイントは、「語彙」を増やすことにある。そのためには、子どもに対して少し難しい言葉で語りかける、違う言葉に言い換える、絵本などで高度な言い回しに触れる、言葉遊びを楽しむ(なぞなぞも有効)仮名文字を見る機会を増やす等々、だそうです。

 つまり、幼稚園でも家庭でも、絵本を読み聞かせる、お話しをするということがたいへん重要になりますね。この1月は良い勉強をさせていただきました。私も現在カバンの中に「おはなしのろうそく」を入れて電車の中で読んでいます。

<教研大会神奈川資料.pdf>8Mb



 

 

 

 


2012/1月

『逢福』 〜ふくにあう〜 2012年正月(2012.01.06更新)






 2012年が皆様にとって、充実した1年になりますことをお祈りいたします。

 ご近所の会社の玄関に大きな毛筆の文字で書かれた「逢福」の二文字が印象に残りました。この一年が笑顔いっぱいに幸せな気持ちになれるような気がします。(写真は夕焼けのようですが、初日の出です。)
 さて、昨年は白幡幼稚園の園舎の建て替えと、幸ヶ谷幼稚園の増築工事がありました。また、大震災の影響で行事が変更になったり中止になったり、さらに放射線の問題、さらには幼保一体化問題と多くの事が一度に起こり、混乱の一年だったと言えます。在園児の保護者の皆様にも厳しいご意見も、温かいお言葉も賜りました。まだまだ足りないと痛感した1年でもありました。
 2012年も職員一同協力してお子様の健やかな育ちに貢献できるように、頑張って参ります。よろしくお願い申し上げます。

「諸人よ 思い知れかし 己が身の 誕生の日は 母苦難の日」

 昨年暮れに昭和一ケタ生まれの先輩から紹介された歌です。この歌は父母恩重経について書かれた冊子の中で、薬師寺住職高田好胤さんが記述している文章に載っていました。

 「お釈迦さまのお母様、摩耶夫人はお釈迦様をお産みになって七日後に亡くなっておられます。大変な難産だったそうです。父母恩重経の中に子どもを産むときの母親は命がけである事を、ところをかえて二度も説かれています。これはお釈迦様八十年のご生涯を通じてのご実感であったと思います。こうしたご自分の命とひきかえに魂と肉体をこの世に生み出してくださったお母様に何一つして差し上げることが出来なかったお釈迦様のお気持ちがお母様に傾きっぱなしのままでこのお経が説かれている所以であると拝察されます。」

 この一節の後に首題のお歌(詠み人知らず)をご紹介なさっています。昨年の大震災以降、「家族」「絆」について、様々なところで多く語られています。まさに「家族」「絆」の原点がこの歌に凝縮されているような気がして、さらには父母への感謝の気持ちを思い起こすことができ、皆様にご紹介したくなりました。

 第一子にとって、第二子が生まれる衝撃は?

 冬休みに入ってすぐに、白幡・幸ヶ谷職員全員参加での園内教員研修会を行いました。ソーシャルワーカーの先生をお迎えして行う年3回の研修会の第2回目です。今回はこの研修会で毎回話題に上る、「第二子」が生まれるお母様から、「第一子の変化」についてのご相談が多いため、ソーシャルワーカーの先生から伺った例え話ですが、判り易いかと思いご紹介させていただきます。 

 第一子にとって第二子が生まれる衝撃はどんな感覚かというと、こんな感じだそうです。ある日突然、パパが彼女を連れて来てママに「今日から新しい彼女も一緒に住むぞ〜!」と、言われた時のような衝撃だそうです。実際の第一子の受ける衝撃はママが受ける衝撃よりももっと強いそうです。さらに、まわりのみんなが新しい彼女(第二子)の方をかわいがる場面をたくさん見るにつけ心が痛むということだそうです。

 立派なお兄ちゃん、お姉ちゃんになることを強いられがちな第一子は、親の愛情を一身に受けていただけにショックが大きいのですね。我が家の長男とその後に生まれた次男は年子でしたので、おそらく同じ衝撃を受けていたのでしょう。今なら意識して接することが出来るでしょうが、20年以上前のことですから日々の事に追われていてどう過ごしていたのでしょうか?

 今更ですが長男に「ごめんね!」と言いたい気持ちです。



カラダはなにより一番


先生はジャズ弾きです


リズムと表現、基本です

 

 

 


2011/12月

担任教諭と専任講師がチームで保育に取り組んでいます。(2011.11.06更新)






 11月は平成24年4月入園希望の方の、入園受付を行いました。白幡・幸ヶ谷ともに募集定員よりもご希望の方が多く、抽選となりました。折角ご希望いただいたにもかかわらず、抽選にもれた皆様にはたいへん申し訳ありませんでした。

 さて、入園説明会でもご案内していますが、当園は正課の一部に専任講師を招いて保育・指導を行っています。(他の園でも同じようなことは行っておりますので、特に珍しいことではありませんが)
 
「体操」は、白幡が幼児活動研究会(コスモ)、幸ヶ谷は横浜体育クラブからそれぞれ体操の先生を派遣して頂いています。月に2~3回の指導を行っていて、園児が体を巧く動かすことが出来るように、2~3年間の在園期間全体を見通して運動カリキュラムを考えてくれています。鉄棒・マット・跳び箱・縄跳び・ボール・プールなど、季節ごとに変化に富んだ運動を行っています。さらに、希望者には放課後の課外活動ということで、体操教室に参加しているお子さんも多いです。幼稚園を卒園した後、小学校に入ってからもずっと通っているお子さんもいます。

 「音楽」は、永年講師を務めている杉野啓一先生です。杉野先生に教わった子どもが、教諭として勤務しているぐらいですから、たいへん永くご指導を頂いているのがわかりますが、元気溌剌な指導とお泊り会の手品で園児に大人気です。年中から始まる器楽合奏(タンバリン・カスタネット・トライアングル・鈴)を経て、年長からは全員が鍵盤ハーモニカを始め、大太鼓・小太鼓・シンバル・鉄琴等にも親しみ、運動会・遊戯会・音楽会などで鼓笛演奏をご披露します。年中さんは2学期から始まり、年長は月に3~4回の指導となります。年長全員で遊戯会に演奏する「聖者の行進」は、毎年感動を味わっています。

 「リトミック」は、近藤本枝先生です。教員養成校や短大などでも先生の卵にリトミック指導をしています。月に2~3回の指導ですが、もともとは幸ヶ谷からスタートしましたので、白幡と幸ヶ谷で回数は多少異なります。また、運動会では白幡は「組体操」を行いますが、幸ヶ谷はリトミックの3年間の集大成の演技を披露します。大部分の大人は、多分あのように手と足を器用に別々に動かすことができなくなりますので、いつ観てもスゴイなという感想しか出てきません。素晴らしいの一言です。

 「英語」は、カリフォルニア外語学院から外国人講師(イギリス人)を派遣して頂き、月に1回の指導です。この英語の課外指導は、日本人と外国人がチームで指導をしています。当園の正課では外国人の先生だけで各クラスを訪れ、一緒にお昼ご飯を食べたりしながら園児と仲良くなり指導を行ってくれます。簡単なゲームを通して外国人と触れ合う機会を作ることを目的としていますが、子どもたちは照れずに一生懸命取り組んでいます。今年は東日本大震災後に外国人講師が一斉に帰国したため「先生がいない!」という時期もありましたが、現在は平常に戻りつつあるようです。

 「平成23年度より、小学校において新学習指導要領が全面実施され、第5・第6学年で年間35単位時間の「外国語活動」が必修化されました。外国語活動においては、音声を中心に外国語に慣れ親しませる活動を通じて、言語や文化について体験的に理解を深めるとともに、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育成し、コミュニケーション能力の素地を養うことを目標として様々な活動を行います。」文部科学省HPより

 皆さんご存知の通り、小学校でも英語が始まりました。11月に近隣の小学校で1年生・3年生・5年生対象の英語の公開授業があり、見学をしてきました。子ども達も楽しそうに取り組んでいました。今後は、低学年から5~6年に向けての様々なアプローチが考えられるのでしょう。当園での英語の取り組み(クオリティーとボリューム)も色々と再検討する時期が来たかなと感じました。




お天気は最高!


ポッカポッカです。


Tシャツ一枚、アッツイ!


早く、無用なものに・・・

 

 

 


2011/11月

忙しかったけど、楽しい10月でした!(2011.11.06更新)






《小学校の皆さんに感謝》

 10月は運動会、遠足(年長)、さつま芋掘り(年中)、入園願書配布(10月15日)、入園説明会、保育見学会とたくさんの行事があり大忙しの1カ月でした。(遠足以外はすべて2回分です。)

 今年は幸ヶ谷(10/15)・白幡(10/22)ともに予定していた土曜日の運動会が雨で順延となり、翌日の日曜日の開催になりました。雨の影響で両園とも1時間遅れての開催となりましたが、運動会中に天気が回復し、良いコンディションで競技・演技ができましたので、保護者の皆様もお子様の成長ぶりを充分お楽しみいただけたことと思います。

 今回は週末の天気予報を睨みながら色々と計画を変更していたのですが、小学校のグランドをお借りしているため、翌週に順延になると他の団体の行事も入っていてグランドがお借りできないということもわかりずいぶんと慌ててしまいました。

 結果的にはそこまでの順延にはならなかったのですが、「もしもの時には」ということで他の小学校の校長先生・副校長先生・校庭解放委員の方々にもご理解をいただき借用できるよう段取りができました。幼稚園の子ども達のために、困った時はお互い様ということで先生方がご配慮下さいましたが、本当に地域の多くの方々のご理解とご協力のお陰で運動会が開催できるのだということを感じました。

 ご協力いただいた幸ヶ谷小学校様、白幡小学校様、浦島小学校様、大口台小学校様、感謝申し上げます。

《温暖化の進展は猛スピード》
 今年の年長遠足(10/25)は、幸ヶ谷(2クラス)、白幡(2クラス)の計4クラスで岸根公園に行きました。お天気が良く半袖でOKのお天気、青空の中駆け回りました。岸根公園のアスレチックジム、4クラス対抗ボールリレー、凧揚げ、どんぐり拾い、大縄跳び等々で汗を流し、おなかを空かせてのお昼ご飯は本当に美味しいですよ!

 また日焼けをしてしまいました。しかし、11月に近いのに一体この気候はどうなっているのでしょうか?季節感がまったく狂っています。10年前はこの公園で黄色や紅い葉っぱを背景にお誕生日写真を撮影していたのですが、樹木の葉はまったく緑のままです。心配です!

《放射線について》
 この度、横浜市幼稚園協会神奈川支部の補助もあり、環境放射線測定器(堀場製作所製)を購入することができました。当園としては夏休み中から検定協会での測定や、消防署(市の依頼)による測定も行われましたし、9月には知人から同じタイプの測定器を借用し、気になる場所を測定していました。特に高い数値は出ていませんでしたが、園児と保護者の皆様の安心のためにも、測定器が必要との判断で機器を購入しました。

 横浜市の市立保育所向けの指針の中で、園外保育等の活動場所の放射線量の測定をするようにとの記載もありましたので、遠足・お芋掘り(※)など園外での活動場所については事前に測定をして、安全な数値であることを確認しています。今後も、園で対応可能なことについては、十分検討して取り組んでまいります。
※お芋掘りの畑は民有地のため、所有者の方の承諾を得た上で計測しています。








 

 

 


2011/10月

(2011.10.08更新)






*芸術の秋

 「ヨコハマトリエンナーレ」は、3年に1度開催される日本を代表する現代アートの国際展です。2001年に始まり、2005年、2008年に開催されました。今年は8月6日(土)〜11月6日(日)までで、みなとみらいの横浜美術館をはじめとして、いろいろな場所で企画・展示が行われています。

 私は芸術を語れるほどの、知識も技量も持ち合わせていませんが、絵画・彫像を写真でなく現物で見るたびに、その質感・ボリューム感に圧倒されます。私自身が今まで鑑賞した絵画の中で思わず釘づけになったのは、シカゴ美術館に展示されている、ジョルジュ・スーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」です。

 約2m×3mの大きさの絵から放たれるオーラというか芸術家の集中力と持続力を感じさせる点描の美しさに感動して、見惚れていた15年前のことを今でも覚えています。機会があればもう一度観たいです。(ウィキペディアで観ることができます。)

 都市の充実度というのは人口が多くなるだけではなく、いかに身近に文化を発信する仕掛けがあるか、そしてそれを受け入れる市民の文化に対する理解度があるかだと思います。そういう意味では、「ヨコハマトリエンナーレ」は横浜市民にとって素晴らしい企画だと思います。

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*食欲の秋

 今年もお母様方のご協力によりカレーパーティができました。(幸ヶ谷9月下旬、白幡10月下旬予定)毎年カレールーがメーカーさんから届きますので、園児とお母様方が協力し合ってカレーを作ります。玉ねぎの皮をむいたり、じゃがいも・人参を包丁で刻んだりというところは子ども達の担当。

 炒めて煮て仕上げはお母様方が担当です。この日は自宅からご飯だけをお弁当箱に入れてきます。そして、出来上がったカレールーを係のお母さんにかけてもらい、「いただきます」のご挨拶です。甘口のカレーは、昔懐かしい味でペロリと平らげました。今年のカレーも美味しかった。お母様方ご馳走様でした!



遮るものはありません


見渡すかぎり瓦礫の山です

→他の写真を見る

 

 

 


2011/9月

8月は宮城県に行きました!(2011.09.06更新)






 8月は2度宮城県を訪問しました。

 一度目は、仙台の少し南に位置する亘理郡(わたりぐん)の幼稚園に行ってきました。私の所属するボランティア団体が支援するということで訪問したのですが、その幼稚園は津波で園舎が使用できなくなり、更に園の特徴でもあったマーチングの鼓笛の楽器も津波で流されてしまいました。

 幼稚園を再開するかどうか園長先生も迷っていたようですが、周囲の皆さんの協力で、この8月に公民館を改装して仮園舎として、再開することになりました。そこで、子ども達が元気に楽器を演奏している姿を皆さんにご覧頂きたいとのことで、支援要請があり、大太鼓、小太鼓、シンバルなどの鼓笛の楽器一式を寄贈することになり訪問しました。

 掲載の写真のように、瓦礫の山と、基礎しか残っていない住居の跡地、津波には耐えたけれど実際には住むことができない建物がたくさんでした。この亘理の町の南側には常磐線が通っていましたが、津波で線路が流され今は電車が通れなくなっています。

 二度目は、仙台市の私立幼稚園協会へ義援金を届けに伺いました。政令指定都市の幼稚園団体は災害時に相互支援を行うよう協定を結んでいます。そのため、日頃から積み立てをしていますが、その中から義援金を届けに伺いました。その際も、仙台市内の被災した園の園長先生方にもお話しを聴き、まだまだ復興への道は遠いと感じました。

 仙台空港から名取市閖上(ゆりあげ)を経て仙台市内に入りましたが、高速道路を挟んで海側と山側では景色がまったく異なり、本来なら実りの秋に黄金色の稲穂が道路を挟んで、海沿いには松林が見えていたはずですが、今は松林もなぎ倒され、絶句する光景ばかりでした。

 この360度何もない風景の中にいると、「自分にはいったい何ができるのだろうか?」と感じずにはいられませんでしたが、何か出来ることが無いかと9月も亘理郡へ再度訪問する予定です。




今年は夕涼み会です


いい思い出になれば・・・


暑い夏休み中に勉強会参加です

 

 

 


2011/8月

「幼・保・小」(よう・ほ・しょう)?(2011.08.07更新)






【お泊り会と夕涼み会】
 7月は、白幡・幸ヶ谷幼稚園は1〜2日が年長お泊り会でした。あまり暑くならずにすごしやすい一晩でした。また、15日は夕涼み会を年長さん対象に行いました。例年行ってきた年長希望者による箱根一泊保育を中止にしたので、楽しみにしていた年長さんのためにお祭りのような夕涼み会で楽しんでもらいました。ぎりぎりまで悩んだため、中止のご案内が遅くなりお叱りのお言葉も随分いただきました。一方で、中止にしてくれて良かったというお言葉もいただきました。どちらに決断してもすべての方にご満足いただくことは難しいことは充分判っていますので、いただいたご意見は今後のために参考にしたいと思っています。

 ただ、今回の震災といまだ続く余震、そして電力の不安定な供給状況などから、いざという時に百名を超す園児を連れて、無事に保護者の皆様の元までたどり着けるかを考えた時、箱根からでは距離的に難しいとの判断となりました。実際、15日(予定では箱根の1日目)の夜9時には地震が発生しました。夕涼み会から皆さんがご自宅に戻った頃でしたので、職員もホッとしましたが、やはり脳裏に焼きついた震災後の情景はしばらくの間、様々な行事の開催に影響しそうです。

【幼保小連携研修会】
 7月28〜29日と横浜市教育委員会等が主催し、幼稚園・保育所・小学校の教育連携研修会が行われました。1日目は全体会(関内ホール)1000名超、2日目は「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」「特別支援」の6分科会で研究協議・ディスカッションを行いました。毎年恒例の行事で、分科会ごとに幼・保・小それぞれから提案を行い、討議します。映像、パワーポイントを使いこの半年〜1年間で深めてきた研究成果を発表するのですが、参加者の多い分科会は200名を越えるほどで、バズセッションなども行うため会の運営もたいへんです。当園の先生も暑い夏休み中にこんな勉強会に参加しています。

 この中で印象に残ったのが、1日目全体会での戸塚区小雀地区からの報告でした。この地区の小学校では、入学式後3週間は仮クラスを3つ作り、担任3人、児童支援専任、音楽専科の教師と計5名で指導にあたるが、入学当初の数日は近隣の幼稚園からも先生が赴き、手遊びゲームなどを通して、1日のスタートがゆるやかに安心して始められるような協力関係を作っているそうです。(なかなか親から離れられない子も多くなっているようで、昔のようなやり方では難しいようです)

 さらにこの本学級編成前の3週間で療育センターのソーシャルワーカーなども参加し、様々な情報交換を通じてコンサルテーションを行い、児童一人一人の支援や人間関係を重視したクラス編成を行い、落ち着いた環境の中で過ごすことができるような取り組みを行っています。

 また、この地区では年間を通して共同で研修会(臨床心理士)を行っています。最近幼稚園・保育所でも集団になかなか入れない子や、指示が通りにくい子、こだわりがある子、自分の興味が中心になってしまう子など、発達につまずきのある子どもが多くなっています。このような子ども達に、就学前(幼稚園・保育所段階)から指導の手立てを明確にして、就学する子どもへの指導に一貫性が出てくるように幼・保・小が連携を行っています。

 特に、最近は20を超える幼稚園・保育所から新入生が入学してくるそうですから、育ってきた環境がまったく異なる子どものスタートがつまずかないためには、小学校のスタートカリキュラムや幼稚園・保育所から小学校へスムースに就学できるためのアプローチカリキュラムが重要になってくるでしょう。

【幸ヶ谷幼稚園創立80周年ホームカミングデー】
 7月25日(月)に約200名の卒園児が集まってくれました。上は高校3年、下は小学校1年と幅広く元気な笑顔を見せてくれました。暑い1日でしたが楽しかったです。また、お母様方もたくさんいらっしゃり、お母様方の同窓会という雰囲気もありました。

 ご参加いただいた皆様ありがとうございました。今回、実は写真撮影の係を決めるのを忘れてしまい、まったく記録写真がありません。もし、このHPを読んだ方で、映像があればお譲りいただければ幸いです。




今年のイモは豊作でした



 

 

 


2011/7月

「横浜市私立幼稚園就園奨励費補助金」って何?(2011.07.11更新)






 6月から7月にかけては年長さんの「じゃが芋掘り」「お泊り会」、全学年の「プール指導」など夏らしい行事がたくさんあります。 今年のじゃがいもは昨年に比べ豊作で、みんな首からぶら下げた袋がじゃがいも一杯で重くて、前かがみで「重い、重い」と汗だくでした。昨年は4月の芽が出た直後に霜が降り、低温でやられてしまい、小ぶりなお芋が多かったのですが、今年は本当にニコニコ顔のお芋掘りでした。でも本当に暑かった!

 さて、この時期は園内行事もあるのですが、それ以上に私にとっては、横浜市幼稚園協会の副会長としての仕事も忙しい時期です。 毎年、横浜市への様々な政策要望を行うのがこの時期で、横浜市議会の自民党・公明党・民主党の各議員団の皆さんに父母の会のお母様方とともに、補助金の増額のお願いに伺います。横浜市会の多くの議員さんの前でお母様方が補助金の重要性について、子育てのたいへんさについてお話をします。

 この補助金「横浜市私立幼稚園就園奨励費補助金」は、横浜市内の私立幼稚園にお子さんを通わせている保護者の方の経済的負担軽減のために交付される補助金です。この6月下旬に申請して12月初旬に交付されます。国の制度ですが、そこに横浜市の場合は上乗せをして交付しますので、私立幼稚園に通っている園児は全員受け取ることが出来ます。

 他の都市では所得制限のためもらえない方がいるということも聞きますが、横浜市の幼稚園は全て私立で、公立の幼稚園がないせいかもしれませんが、全員が受け取れます。その年度の世帯の市民税の納税額に応じてA〜Fまでのランクにわかれています。最低48,000円/年〜最高223,200円/年です。同時に兄弟姉妹が通園していればさらに増額されますし、また小学校1年生から3年生までに兄姉がいれば増額されます。詳細は今年度の申請書をご参照ください。

 この補助金が減額されないよう、制度が無くならないよう働きかけるのが我々幼稚園協会の役員の大きな仕事であり、毎年春に現状維持で議会が通ったなどという報告が入るとホッとするものです。(最近はアップするということはなかなかないです。) いまや、子ども手当の先行きも不透明で、子ども子育て新システムの動きも消費税のアップが前提のためどうなるのかわかりません。実は子ども手当が満額出るならこの補助金は廃止になるのではないかという噂もありました。

 国の不安定な動きに翻弄されないためにも、市民の代表である市会議員の皆さんや、市の行政のお力を借りて、幼稚園に通っていることで交付される唯一の補助金が無くいならないよう、今後も幼稚園協会一丸となって働きかけてまいります。

※なお、住民票は他の市町村にあるが横浜市の幼稚園に通っている場合は、その住民票のある市町村に申請することで補助金を受け取れる場合がありますので、お問い合わせして下さい。

 








 

 

 


2011/6月

●6月は「父親参観日」「健康診断」等があります。(2011.06.05更新)






●入園した子ども達が落ち着く6月は、父親参観日があります。

 お母様方にはすでに5月に保育参観でお子さんの様子をご覧頂きましたが、6月は父の日にちなみお父様にご来園いただきお子さんと楽しい時間を過ごします。魚釣りやとんとん紙相撲などの製作を一緒にしますが、子どもはお父さんが一緒に居てくれるだけで満足です。お父様方も時間一杯使って、ハサミやクレパスを使い童心に帰って楽しんでくださいます。(写真は昨年の撮影です)

●また6月は、子ども達の健康管理のために健診があります。

 内科健診、歯科検診、ぎょう虫検査、尿検査です。内科と歯科はそれぞれ学校医の先生に来園いただき健診を行います。ぎょう虫と尿は検査用のシールや容器を自宅に持ち帰り、検査当日に園に持ってきます。そして専門の検査機関で検査してもらいます。年度によってはむし歯が多い時もありますが、昔に比べると保護者の方の意識が高く充分ケアされているというお話です。

●さて、以前いただいた本で「歯」や「食育」について考えさせられた良い本がありましたのでご紹介します。

 「カムカム大百科」〜歯科医から見た食育ワンダーランド〜
○著書:岡崎好秀氏(岡山大学医学部・歯学部附属病院小児歯科)
○マンガ:勝西則行氏
○株式会社東山書房(京都市中京区) 2008年10月発行   
実はマンガなのですが、たいへん理解しやすく、勉強になります。たとえば、「3歳前からむし歯のひどい子は体の小さな子が多い。食べ物が豊富な日本にもひどいむし歯のために成長障害の子どもたちがいるのです。」「アメリカのある研究では、3歳のむし歯の多い子と少ない子の体重を比較したところ、すでに平均体重で2sも差がついていた。そして歯の治療をしたら1年後には同じ体重になりました」「むし歯の多い子ほど貧血傾向があります。食物をよくかめないのでしょう」「歯はむし歯になるためにでも、磨くために生えてくるわけでもありません。食べ物をしっかりと噛み子ども達の成長を促進させるためにあるのです」
等々です。他にも、生活習慣病、食物繊維、食生活と動物の顔の変化、恐竜の歯の秘密、宇宙から見た食育、むし歯予防と地域づくりなど、話題豊富で小さな子を持つお母様方に是非読んで頂きたい本です

 









 


2011/5月

“I am only doing what I can do.” (2011.05.06更新)
「私は、私にできることをしているだけ」






 先日、当園に素晴らしい絵本や図書をたくさん紹介してくれる、横浜こどものとも社の河野さんが、ある本を紹介してくれました。

「ハチドリのひとしずく」―いま私にできること―(光文社刊 監修・辻信一氏)です。南アメリカの先住民に伝わるお話しだそうです。森が燃えて、生き物たちがわれ先にと逃げていく中、クリキンディという名のハチドリだけがくちばしで水のしずくを一滴ずつ運び、火の上に落としていく。それを見た他の動物が「そんなことをして、いったい何になるんだ」といって笑う。その時にクリキンディが答えたのが、上の言葉なんです。

 この物語の後に監修の辻信一さんの文章が掲載されていますが、地球温暖化、戦争、飢餓、貧困・・・・など、世界が直面する深刻な課題を前にすると自分に出来ることなんか何もないと考えてしまいがちですが、このハチドリのクリキンディのことを思い出して欲しいと。地球温暖化という問題に直面している我々にとって、ハチドリの物語の中の燃えている森は、実は地球のことなのだと置き換えてみるべきだと。

 では我々ができる「一滴」は何があるか、それがこの本に書かれています。また、WEB上で「ハチドリ計画」で探すと具体的な行動の参考になるアイデアが見つかります。東日本震災によって被災しなかった地域の人間が、世の中のためにできること、毎日の生活の中で積み上げていくものはこういう事なんだと気づかされました。


●これからを生きる君たちへ
「校長先生たちからの心揺さぶるメッセージ 」

 これは、私の小・中・高等学校の同級生でノンフィクションライターの黒井克行君が送ってきてくれた新刊本です。先月4月26日に新潮社から発行されています。東日本大震災により、卒業式を中止したり、延期したりと多くの学生・生徒そして教職員のみなさんが様々な思いを抱いたことと思います。

 このムック本の最初のページは、立教新座中学高等学校の渡辺憲司校長のメッセージです、私もホームページ等で目にしていましたが、あらためて読み直すと学校長はこうありたいと、こういうことを語れる人間になりたいとあらためて感激した次第です。

 今回、黒井君は岩手県の釜石市立釜石小学校に取材に訪れています。4月5日に行われた釜石小学校の加藤孔子校長の卒業式挨拶も掲載されています。そのほかにも、岩手県宮古市立愛宕小学校古玉忠昭校長、岩手県山田町立織笠小学校薄衣裕昭校長、岩手県釜石市立釜石東中学校平野憲校長、宮城県本吉郡南三陸町立志津川中学校菅原貞芳校長の卒業式辞などが多数掲載されています。

 それぞれの校長先生の深い思いを読み、言葉の一つ一つに魂が宿っていると感じずにはいられませんでした。ご一読いただきたい1冊です。










 

2011/4月

謹んでお見舞い申し上げます。 (2011.04.12更新)





 3月11日に発生した東日本大震災により被害を受けられた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 白幡幼稚園・幸ヶ谷幼稚園ともに地震による直接の被害はありませんでしたが、震災後の1か月がたいへん早く過ぎ去り、いまだに余震が続く中で平成23年度の新学期が始まりました。この間、卒園式や送りだした子ども達の小学校の入学式、そして4月8日(金)には幸ヶ谷の入園式、11日(月)には白幡の入園式が行われました。

 白幡幼稚園は2月末に新園舎が完成し3月から園児が生活を始めました。そして、3月末には幸ヶ谷の新しい増築園舎が完成し、新学期から使い始めています。白幡の旧園舎は昭和50年以前の建物だったので大地震に対する耐震性能に不安もあり昨年度1年かけて建て替えをしました。

 地震当日は園に設置されている緊急地震速報が鳴り響き、身構えたところに地震が発生しました。園舎内は船に乗っているような揺れ方で、まったく恐怖心を持たなくても良いくらいでしたが、外へ出たら車が跳ねている様子や家・電線の揺れ方が尋常ではなく驚きました。頑丈に園舎を建ててくれた建設会社と設計士さんに感謝の気持ちで一杯です。計画停電の規模や影響が分からず3月14日をお休みしましたが、それ以外は通常通りの運営ができました。

 ただ、以前から仲間の園長達のあいだでは話題には上がっていたのですが、地震により帰宅できない保護者(帰宅難民)が沢山発生したときに、園としてどのような態勢で子どもをサポートし、保護者の皆さんに安心して頂くかという課題が現実のものとなったのが衝撃でした。

 実際、幸ヶ谷での預かり保育ではお迎えが深夜になった方もいらっしゃいましたし、他の園では保護者の方がお迎えに来ることができず、園に泊った子もたくさんいたようです。幸い当園は停電にならず暖房装置も運転できましたから、子どもたちにとって深刻な状態にはならずに済みましたが、電気が無いと大変なことになるということが今回の地震ではっきりしました。水やソフトパン(缶入り)、毛布などの備蓄はしていたのですが、今後は電気をどうやって調達するのかが大きな課題となりました。

 今、神奈川県下及び横浜市内にも地震や原発の影響により避難してきているご家族も多くなっています。幼稚園協会の中でも途中入園の受入れの報告が出ています。行政からは可能な限りお引き受けするようにとの通達も来ています。今後は、白幡・幸ヶ谷の両園でもお問い合わせがあればできるだけお引き受けしたいと考えています。それこそ、子どもの生活に必要な教材や衣類なども持たずに避難している方も多いと思います。幼稚園としても出来る限り環境を整えてあげたいと思いますが、教材等で皆様にご寄付のお願いをすることもあろうかと思います。その時にはどうかご協力を賜りますようよろしくお願い致します。










 

2011/3月

白幡幼稚園の新園舎が完成! (2011.03.06更新)





 昨年3月の卒園式後から解体工事が始まり、猛暑の夏を乗り越え、約1年の建設工事を終えて新園舎が完成しました。2月28日と3月1日で仮設園舎から引越しをして、新しい園舎を使い始めています。これで大きな地震が来ても充分耐えられる建物になり、ホッとしています。

 多額の費用もかかりますし、工事中の様々な制約もあり、いつ工事をすべきか、耐震補強工事で良いのか、それとも建替えすべきか悩み通しのこの数年でしたから、多くの皆様のご理解とご協力により新しい園舎が完成し、嬉しいというよりも安堵の気持ちの方が強いのが正直な感想です。

 仮設園舎をすぐ近くに建てることができたことや、白幡小学校の校長先生には事情をご理解いただき、校庭を使用させていただいたり、近隣の多くの皆様が気遣っていただいたことにたいへん有難く感謝申し上げます。 新園舎で卒園式や新年度の入園式を迎えることができます。 子ども達の笑顔を見ることができるのが楽しみです。


●幸ヶ谷幼稚園は3月1〜2日と恒例の体力測定を行いました!

 東海大学体育学部の山田洋准教授に協力し平成16年度より継続的に体力測定を行っています。元々は、山田先生の研究「運動機能の発達に関する研究(平成16年度文部科学省助成研究)」に運動能力測定で協力してきましたが、卒園した後も子ども達の成長がどうなっていくか継続して調査を行っています。

 論文から引用すると「スキャモンの発育発達曲線に見られるように、神経系の発達は幼児期にとりわけ著しい。そして、この神経系の発達と深いのが、運動の『巧みさ』と考えられる。従って、この時期に『適切に』『多様な』運動を行う事が、より神経系の発達を促し、将来の運動能力、とくに運動の『巧みさ』を左右すると考えられる。」
 
 しかし、幼児期の運動や遊びがこどもの身体の形態や能力にどう影響を及ぼすか継続的に調べられていなかったため、山田先生が研究することになり幸ヶ谷幼稚園が協力をしてきました。今年は在園児全員と卒園生約60名が参加して測定をします。走・跳・投の3種目を測定しますが、タイムや距離をはかるだけでなく、身体の関節や腕、脚の動きをビデオで解析して、昨年と比べてどうか、全国の同年齢の子と比べてどうかなどの結果を出します。

 興味のある方は、論文を頂きましたので、PDF1PDF2ファイルでご覧下さい。

●幸ヶ谷幼稚園増築園舎は3/25に引き渡し予定です。新年度から使用開始します。お楽しみに!













 

2011/2月

今年の講演会は小説家「重松清先生」でした! (2011.02.02更新)





 1月22日(土)横浜市幼稚園教育研究大会が行われました。

 今年も山下町の県民ホールが満員で入りきれないほどの教員(約2500名)が集まりました。午前中は基調講演、午後は9か所に分かれて分科会が開催されました。

 今年の基調講演は小説家の重松清先生で、1時間半の熱の入った講演でした。 講演の中で「標準世帯」という言葉についてのお話しがありました。今でも様々な統計や政策を立案する際の基本的な単位として標準世帯という考え方が使われています。標準=普通だということです。

 昭和40年代の標準世帯の条件は「夫婦と子ども二人」の世帯であり、子どもが一人や三人以上では標準ではない、祖父母との同居もだめ、シングルマザー、シングルファザーも違う。生計を立てるのは夫婦のどちらか、一般的にはお父さんが働いてお母さんが専業主婦というのが普通である。

 二人の子どもは学校に通っていなければいけない。高校を中退したり、不登校になったら標準ではない。誰かが病気になったりしてもだめだ、など標準世帯から外れる事例を出していき、この話の後会場の先生方に「我が家が標準家庭だと思う人は拍手をしてください」と重松先生が尋ねたところパラパラとわずかな拍手しか聞こえませんでした。

 50年前には普通だった標準世帯が今は無くなっていて、50年前の標準(=普通)だった考えのベースがもう無くなっていることを会場の誰もが感じたはずです。 昔は標準が大部分だったから標準的(みんなと一緒)なことに安心感がありましたが、一方で標準の外の事に対してはみんな鈍感だった。外側に居る人に対しての想像力ややさしさが持てなくなっていた、と重松先生はお話ししてくれました。

 今でも新聞などでは標準的な世帯という言葉を見ますが、確かに標準的なことを考えるだけでは、様々な子育て家庭のニーズに応えきれません。国会で子ども手当のことも審議されていますが、誰のための政策なのか、どのような家庭をモデルケースとしてその政策が立てられたのかという背景や政治思想がもっと国民に語られるべきだと感じましたし、同様に幼保一体化問題も誰のための政策なのか基本に立ち返るべきだと思いました。

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◎白幡幼稚園の工事もあとわずかです。
2月末には引き渡しを受ける予定です。現在最後の仕上げが急ピッチで進んでいます。 ぴかぴかな保育室の床、目にも鮮やかな屋上園庭の緑の人工芝など早く子ども達の歓声が聞こえる日を迎えたいです。



















 

2011/1月

あけましておめでとうございます! (2011.01.04更新)




 本年もよろしくお願い申し上げます。(2011年1月

【幼保一体化問題について】
 昨年は政府の検討している「幼保一体化」問題が発生し、幼稚園の未来について考えさせられた1年でした。 新聞等でも報道されていますが、幼稚園と保育所をすべて廃止し、新たに「こども園」という幼保の両方の機能を持った施設を、平成23年春の国会で法案を成立させて、25年に施行するという計画でした。この一体化の件では、幼稚園団体も保育所団体もともに大反対をしており、その結果折衷案のような五つの案が政府から出されて現在検討をしています。

 本来、幼稚園も保育所もその発展の歴史も機能も異なるので、そう簡単に一緒になることはできないはずですが、議員さんによっては、「全国的に見ると幼稚園の定員充足率は年々低下しているし、保育所は一杯の状態なんだから、待機児の多い地域では定員割れしている幼稚園を利用して、保育所のように利用できないのか」ということを言ったりしています。また、地方においては子どもがいないため、公立の保育所・幼稚園を別々に維持することができず「両方の機能を併せ持つ施設の方が人的配置や財政上も運営しやすい」という話も聞こえてきます。

 この幼保一体化の動きを見ていて、幼稚園、保育所、自治体、国とそれぞれ抱えている課題や考えは違いますが、やはりエンドユーザーである「子どもと親の考え」が一番重要なのに抜けているような気がします。居住する自治体によって子育ての質にばらつきがあるのは問題ですが、地域によってニーズは異なるはずで、それにきめ細かく対応するのが地方自治体の役割だと思います。

 我々の住んでいる横浜市においては、待機児は大きな政治的課題にもなっています。しかし、横浜市の子どもたちは待機児ばかりではないのです。22年4月時点で0〜5歳児の子どもが約193,500人いて(各年齢に32000〜33000人の子どもがいる)、そのうち認可保育所38,300人、横浜保育室4,000人、認可外保育施設等4,500人、幼稚園62,600人、そして在宅で保護者が育児しているお子さんが84,100人いるんです。

 この数字を見ると、これからも幼稚園には幼稚園の役割があり、保育所には保育所の役割があるはずです。また、家庭で子育てに苦痛を感じているお母さんも多くいらっしゃると思います。そのお母さん方が通える地域の子育て支援拠点の充実も必要です。一つの法案だけで解決できるほど少子化問題は簡単ではありません。横浜には横浜の子育て家庭の事情に応じた個別の政策が必要です。

 私見ですが、当面の待機児対策として、0〜2歳児(一番待機児が多い年代)向けの保育施設を多く作り、その後の3歳以降は幼稚園が預かり保育を充実させて受け皿になれるのではないかと考えます。白幡・幸ヶ谷幼稚園が運営している横浜型の預かり保育は、まさに働いているお母様方にもとっても利用しやすい施策です。23年度は私立幼稚園の横浜型預かり保育が90園を越える予定です。現在は区によってばらつきはありますが、今後市内の幼稚園の半数(約150弱)の園が取り組み各区で利用しやすい状況になれば、幼保一体化施設を作らなくても充分対応できると考えます。今年はもっと多くの園が参加してもらえるよう働きかけていくつもりです。

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【白幡幼稚園】*上から3枚の写真
 園舎の建設工事もいよいよ内装に移り、2月末の引き渡しに向けてラストスパートに入っています。写真は正面玄関付近と1階屋上から見た園舎2階部分です。室内の写真は床暖房のパネルを張っているところです。3月からの使用開始が楽しみです。
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【幸ヶ谷幼稚園】*最後の1枚の写真
 本欄ではまだご紹介していませんでしたが、昨年秋に幼稚園の隣地を購入することになりました。どのように利用するか検討した結果、まだまだこの周辺の幼稚園入園事情は改善されず、皆さんが希望の園に入園できない状況ですから、やはり保育室を増やし年少さんの受け入れ枠を増やそうということで、園舎を増築することになりました。35名の園児が入れるお部屋を4部屋(1階2部屋の2階建て)建てることになり、工事が始まりました。鉄骨造で現在写真のようになっています。完成は23年3月末で4月から使用開始します。将来的には、現在不定期で行っている親子ペアクラスの定期開催(未就園児クラスの設置)や学童保育のような機能を持つことができれば良いなと考えています。




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